B’z / FIREBALL風 再現セッティング 使用機材と接続順

B'zのFIREBALLの再現サウンドメイクです。

原曲のレコーディングは90年代後半ですが当時でも既にモダンなディストーションサウンドになっています。

さらにフェイザーを効果的に使うことで曲名のように炎が揺らめく熱量を表現していますので、この再現もポイントとなります。

また、イントロのギター版ラジオボイスサウンドも再現してみました。

機材と接続順

設定値と解説

ハムバッカー(パッシブ)

①Les Paul

B'z Fireball再現機材1レスポール
設定項目 分量
ピックアップポジション リア
Volume 100%
Tone 100%
設定のポイント
原曲のレコーディングでもレスポールがメインに使われたと思われます。当時のインタビューなどを見るとテレキャスターなども重ね録りされているようですが、生演奏での再現ではメインのレスポール1本に絞ってセッティングするのが現実的です。

②Graphic EQ (曲の冒頭のみON)

B'z - Fireball再現機材②
設定項目 分量
100Hz -15dB
200Hz -15dB
400Hz -15dB
800Hz 0dB
1.6kHz -15dB
3.2kHz -15dB
6.4kHz -15dB
LEVEL +7.5dB
設定のポイント
曲の出だしはカッティングサウンドですが、ラジオから音が出ているようなエフェクトがかけられています。

この効果も再現するならグラフィックイコライザーを上記のような設定にすると近いサウンドが出せるのではないかと感じました。

いわゆるラジオボイスというエフェクトで定番のEQ設定値などもあるようですが、今回はギターサウンドであることとラジオボイス過ぎない何となくラジオっぽい質感にも感じましたので800Hzのみ通常音量にして、その他帯域を全てカットするという単純かつ大胆な設定が原曲の出だしに近いかと思いました。

多くの帯域がカットされていますのでEQの全体LEVEL設定を+7.5dB最大音量の半分程度まで上げてブーストさせると曲中の音量とのバランスがとれるかと思います。

フェイザーなど、この後に続く設定を全て組み合わせたうえで曲の出だしのみグラフィックEQをONにします。バンドが入ってきて曲が本格的に始まる直前に、このグラフィックEQは必ずOFFにしましょう。切り忘れていると曲中もチープなギターサウンドで演奏する羽目になります。

③5150 II Lead chモデル + MXR Phase 100:アンプシミュレーター + フェイザー

B'z - Fireball再現機材3-4
設定項目 分量
Gain 50%
PRESENCE 80%
TREBLE 90%
MIDDLE 15%
BASS 75%
キャビネット 4x12 Celestion G12M-25W
設定のポイント
原曲レコーディング当時のインタビューでアンプはヴァン・ヘイレンのブランドとして有名な5150が使われたようです。

さらにキャビネットはMarshallの古いタイプだということで4x12 Celestion G12M-25Wなどが原曲の質感には近い感じがします。

5150ヘッドは別にしてもスピーカーに関しては中々お目にかかれないため今回はアンプシミュレーターを使うのが無難で手軽かと思います。


シミュレーターに5150 II リードチャンネルモデルがありましたのでこれを選択しました。

今回はアンプの歪みだけで十分歪む事とカッティングパートからのスムーズな移行のため歪みペダルは使いません。

Gain設定を50%にするとカッティング時とサビメロバックの重量感のあるバッキングサウンドを両立できると感じました。

これ以上Gainを上げると歪みすぎカッティング時のサウンドに影響が出ますので注意しましょう。


アンプのEQ類はリストのように高音域を高め、BASSも比較的上げます。MIDDLEを大幅にカットすると原曲のような金属的で硬質かつ重厚感のあるサウンドを作れるのではないかと思います。

5150実機はスタジオでも置いてあるところがあるので機会があれば試してみるのもいいでしょう。シミュレーターにはRESONANCE設定がありませんでしたので実機では実際の音を確認しながらEQ類も合わせて微調節してください。

ただ原曲の質感に寄せるにはスピーカーの種類も見逃せないところなので実機の5150ヘッドとスタジオのキャビネットの組み合わせでは歪みの質感が違ってくるかもしれません。


このアンプの歪みの次にフェイザーをつなぎます。
実機ではエフェクトループに接続するイメージです。
設定項目 分量
MXR Phase100設定  
SPEED 15% (0.5Hz、BPM=30)
INTENSITY Position 2
設定のポイント
フェイザーに関しては歪みの前に接続しても大丈夫なのですが今回は歪みの後にフェイザーを接続しました。

アンシミュ付属のフェイザーを使う場合は通常アンプの歪みの後に揺れモノが配置されるかと思いますが、逆でも問題ないはずなので両方試してみるのもいいかもしれません。

実機の5150の場合はセンド&リターン間(エフェクトループ)につなぎますが、5150のエフェクトループは癖があるようなので問題があれば、こちらもアンプの前にフェイザーをつなぐのがいいかもしれません。


設定は原曲では曲の位置によって効きが違うようにも感じますが、生演奏では途中で設定を変更するのが難しいところなのでSPEEDをかなりゆっくりに設定しINTENSITYもフィードバックが軽くかかるモードを選択するのが一曲通して使える無難な位置だと思います。

サウンドメイクまとめ

フェイザーOFFでサビメロバッキンングとギターソロでのサウンドになります。アンプの前に音量アップ用のブースターを設置する場合はブースターONのまま最大音量時の状態から音作りを始めるといいかもしれません。