KB blender2FX
KB blender2FXは入力信号を2系統に分岐するスプリッター機能と分岐された信号を合流させるミキサー機能によりエフェクター同士のパラレル接続を可能にするブレンダーです。パラレル接続機能のない既存のエフェクター同士をパラレル接続したい場合には、このKB Blender2が便利です。
SEND1-RETURN1間、SEND2-RETURN2間どちらのラインもそれぞれ独立して音量アップから減衰までツマミ一つでコントロール可能です。
KB blender2で追加したブースト機能に加え、今回KB Blender2FXではフェーズ切り替えスイッチをさらに増設しました。(前バージョンまでのLEDライトの箇所がフェーズ切り替えスイッチに置き代わっています。これに伴いON/OFF確認用のLEDはINPUTジャック付近へ移動となっています。※写真をご確認ください。)
*写真は初代KB blenderです。接続方法、使い方の基本は同じです。
使い方は大変シンプルです。INPUTに入力された信号はバッファーによりSEND1とSEND2それぞれのジャックへ分岐されます。このSENDからエフェクターの入力へ繋ぎ、エフェクターからの出力をそれぞれのRETURN1、RETURN2のジャックへつなぎます。
RETURNジャックに入力されたそれぞれの信号は内部のミキサーでブレンドされます。SEND1&RETURN1間のエフェクトとSEND2&RETURN2間のエフェクトはお互い干渉することなく独立した状態でOUTPUTジャックから同時出力されます。
ここからアンプもしくは次のエフェクターへつなぎます。
参考動画もご用意しましたのでパラレル接続のエフェクトサウンドを実際に確かめてみてください。
SOUND SAMPLE
接続例としてSEND1とRETURN1側にオーバードライブ、SEND2とRETURN2間にはアコースティックシミュレーターをそれぞれ繋いでパラレル接続しています。
*試奏動画は初代KB blenderです。接続順、基本的な使い方に違いはありません。KB blender2ではツマミ12時以降はブースト(音量アップ)になります。
操作項目
ボリュームノブ
それぞれのボリュームノブが各エフェクトラインに対応していますので、このツマミで最終的なミックスバランスを調節します。KB blender2からはブースト機能を追加しています。
どちらのツマミも12時以降にすると原音よりも音量を上げることができます。ブースト機能のない空間系やモジュレーション系ペダルをミックスするときに便利です。
センターで原音と同じ音量、それより左へ回すと音が小さくなっていきます。
(ブースト回路はRETURN端子入力後にあります。接続したエフェクターに対して後段のブーストとなります。)
フェーズ切り替えスイッチ
ボリュームノブ間にあるスイッチがKB Blender2FXから増設されたフェーズインバータースイッチです。
正相出力のエフェクターと反転出力のエフェクター同士をミックスすると音量の低下や上手く馴染まない、片側だけしか聴こえないなど不都合が生じる場合があります。
そんな時はこのフェーズインバータースイッチを操作することでよりスムーズなミックスが行えます。
主な使用
ON/OFF方式
スイッチはありません。
電源を接続した状態でINPUTジャックにプラグを差し込むことで動作します。
電源
外部電源用2.1mm DCジャックより センターマイナス9Vで供給
ケース内部には電池スペースがありませんので外部接続用の電池プラグを付属します。もしくは9vアダプターをご利用ください。
LED
3mmレッド
外寸
60×112×31(mm)
MXR製エフェクターの標準タイプと同じサイズです。