ERIC CLAPTON使用機材

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エリック・クラプトン使用機材の変遷

有名アーティストのペダルボード研究、第2回はやはりこちらもギターの神様と言われるエリック・クラプトンの使用機材を研究したいと思います。前回、使用機材を研究したジミ・ヘンドリックスと違い活動期間が大変長いため各時代ごとにその使用機材をみていきます。

ヤードバーズ時代

クラプトンを始めとしてジェフ・ベック、ジミー・ペイジと三大ギタリストを輩出したヤードバーズですが、時代的な流れもありながらブルージーな面も兼ね備えていました。それでも、この頃のクラプトンの機材は当時のブリティッシュ・ビートバンドの標準的な機材と言えるでしょう。クラプトン、ヤードバーズ時代の使用機材当時の写真などで赤いテレキャスターを使用しているのが分かります。ロックンロール系の曲もあったためかグレッチを使用するクラプトンの写真もありますが白黒なのでギターの色はよくわかりませんでした。

ヤードバーズを脱退したクラプトンはブルースブレイカーズに加わりますが、ここの辺りから当時の標準的なサウンドから脱却して独自のサウンドを追及していったようです。

 

Blues Breakers時代

ブルースブレイカーズ時代のサウンドを聴くと当時としてはかなり先進的でファットな歪みサウンドを生み出しています。エリック・クラプトンはこの後台頭してくるハードロックサウンドの原型となる歪みを作るなど、機材面でも大きな影響を与えたといえます。そのサウンドのひみつが次の図のような機材といえるでしょう。BluesBreakers時代の使用機材まずサウンドの要と言えるのはレスポールとマーシャルアンプの組み合わせです。クラプトン本人がレスポールとマーシャルはペアで機能すると後に回想するほどで、この黄金コンビを誰よりも早く取り入れたといえます。

しかしマーシャルといえど当時はまだアンプだけではそこまで歪みを得られなかった様で、ここで活躍したのが後にブライアン・メイやロリー・ギャラガーも使用するトレブルブースターのDallas Rangemasterだと思われます。

アンプだけでは十分に歪まないのでブースターでドライブさせる使い方です。ブライアン・メイなどはAC30をブーストさせていましたがクラプトンはMarshall 1962というコンボアンプをブーストさせていました。

 

Cream時代

クリーム時代はさらに大音量で現在のハードロックサウンドの先駆けとなるようなサウンドを出していましたが基本はBlues Breakers時代同様マーシャルアンプとギブソン系ギターの組み合わせだとと思われます。クリーム時代の使用機材ギターはレスポールではなくサイケデリックなペイントが施されたギブソンSGやES335に代わっています。アンプはJTM45に代わっていますが元々Marshall 1962はJTM45のコンボタイプでBlues Breakers時代は車に積み込みやすいようにコンボ仕様を使っていたようです。

クリーム時代から会場が広くなったのと大音量時代の到来もありヘッド部のJTM45を100wにパワーアップしたものと4×12キャビネットを積み上げたものを複数セット用意してハードロックの原型と言えるサウンドを作り上げていました。

VOXのワウペダルの次には歪みをかせぐため、引き続きRangemasterでブーストしていたのかRangemasterではなくFuzz FaceやTone Benderでブーストしていたという説もあります。もしくはフルアップさせたアンプの歪みのみとも言われていますがこの辺りは更に研究の余地があるでしょう。

 

Derek and the Dominos~ソロ時代

過激なサウンドだったCream時代に比べDerek and the dominos時代から現在のクラプトンのイメージとなる落ち着いたサウンドが確立されてきたようです。いとしのレイラ制作時の使用機材ギターはアルバム『いとしのレイラ』の写真にも写っているBrownieとして知られるサンバーストのストラトキャスターです。この時代からクラプトンはストラトをメインに使うようになりました。ピックアップのセレクターをセンターとリアのハーフトーンをメインにしていたようです。

アンプもマーシャルからFenderのChampという小型のアンプに変更し、これをフルアップさせハーフトーンと組み合わせマイルドでレイドバックしたドライブサウンドを作り出していたと思われます。

 

クラプトン、ブラッキーその後メインのストラトはクラプトンのトレードマークとなる黒のストラトキャスターに代わりました。何本かのストラトから最良の部品を組み合わせ作られBlackieの愛称で知られています。

 

 

 

 

1979年、来日公演時の使用機材

70年代も末になるとデレク・アンド・ザ・ドミノス時代とは使用機材も変わってきていますが、ストラトのBlackieをメインとしたサウンドスタイルは継承されていると言えるでしょう。

この時の来日公演はライブアルバムJUST ONE NIGHTとして録音されたようです。という事は実際に使用機材のサウンドを確認できる訳なので是非音源を聴いてみてください。

以下がこの時のボードのイメージ図ですが非常にシンプルで最小限の機材でサウンドメイクをしていることが分かります。Just One Night使用機材手元にある資料では接続順は記載されていないので正確には判りませんが、プラグの形状から判断して恐らくギター➡レスリースピーカー用フットスイッチ➡コーラス(BOSS CE-1モノラルアウト)➡ディレイ(MXR Analogdelay)の順だと思われますがあくまで想定です。

今ではビンテージとなっているMXRのディレイやBOSSのCE-1ですが、当時としては普通の現行品だったと言えます。ツマミの設定が確認できたので記載してありますが、資料からはハッキリ判らない部分もあり、実際にこの設定で演奏されたかは不明なので参考程度にご覧ください。

ワウペダルが見当たらないのでフットスイッチの前後に接続されボードから離れた位置に置かれていたかもしれません。

アンプはフェンダーではなくミュージックマンHD-130とHD-150を特別にカスタムしたヘッドが使用されていたということです。

 

現在の使用機材

Eric Clapton Signature Stratocaster80年代中盤以降になるとメインのギターはレースセンサーピックアップ(現在はノイズレスピックアップ)とミッドブースト回路を組み合わせたシグネチュアーストラトキャスターとなります。ミッドブーストによりレスポール、ハムバッカーのサウンドも出せるよう開発されたようです。

これによりクラプトンは頻繁にギターを変える必要がなくなり機材も一層シンプルになったと言われます。

ミッドブーストSMALLGARAGEではこのシグネチュアーストラトキャスター搭載のミッドブースト回路を単体のエフェクター化し特別機能を追加したECM-Boosterを開発、販売しています。クラプトンサウンドを手軽に楽しみたい方是非お求めください。

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2015、16年あたりの最近の使用機材のレポートによると現在はシグネチュアーストラトキャスターをメインに足元はJim Dunlopのワウペダル、クライベイビーとレスリースピーカー用のフットスイッチのみというシンプルさのようです。現在のクラプトン、使用機材ギター本体に内蔵されているミッドブーストはボリュームノブで調節しています。状況や曲に合わせてブースト量を加減しながら音作りが出来る仕組みです。アンプはフェンダーバンドマスターで以下のようなツマミの設定が確認されています。クラプトンのアンプ設定Fender Bandmasterの各ツマミはMAXまで12段階でクラプトンはPRESENCE6,BASS6,TREBLE9,となっています。

バンドマスターにはマイク入力もあるようで、これは使用しないのでVOLは0となっています。ギター用のマスターボリュームは7となっていてフルアップではないですがミッドブーストの効きを考慮しているかもしれません。

実際にこの設定で演奏されていたかは判りませんが、参考にしてみましょう。

 

ストラトキャスターのイメージが強いクラプトンですが、その他のギターを使うこともあります。また、ほかにも使用していた機材もあるかと思われるので今後も追加してご紹介していきます。