クラプトンサウンドに近づくための推奨アンプ
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クラプトン・ミッドブーストを上手く使いこなせるよう書いたコラムです。
ECM-Boosterだけでなくクラプトン・シグネチャーストラトをお使いの方も参考にしていただけるかと思います。
現在のクラプトンサウンド再現に最適なおすすめアンプ
クラプトンストラト搭載のミッドブーストもしくは当サイトの製品ECM-Boosterはアンプによりサウンドがかなり左右される傾向にあるようです。
そのため現在のクラプトンサウンドに近づくためにはミッドブーストだけでは十分ではありません。
アンプ選びが大変重要になります。
ソリッドステートのアンプはクラプトンミッドブーストと大方相性がイマイチなのですがフルチューブアンプであればどれでも良いかというと、そうでもないところが難しい点です。
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現在クラプトン本人が使用している57Bandmaster(ハワード・ダンブル氏によるカスタム済み)が理想的ではありますが、フルチューブアンプであっても機種によっては歪みの質感がクラプトンのドライブサウンドとは何だか違うなという場合がそれなりにあります。
57Bandmasterと同じFender製であってもChampなどはECミッドブーストを強くかけるとファズのようにブーミーなサウンドになってしまうものもあります。(Champはブースターを使わず、もしくは軽くブーストさせアンプ主体で70年代初頭のようなクラプトンのサウンドを再現するのがよさそうです。)
しかし、現在クラプトンが使用しているカスタム57Bandmasterは予備も含め世界に2台しかないと言えます。
57Bandmasterを独自にカスタマイズするのも一つの手段ですがリイシュー品も既に販売が終了しており入手が困難なため中古でもかなりの値段となっていると思われます。
改良ポイントも判明しておらず手探りで貴重なアンプを改造するのも難しいところです。
そこで世の中に数多くあるアンプの中から一般的に入手しやすくクラプトンストラト搭載のミッドブーストもしくはECM-Boosterと相性が良い、比較的手軽にクラプトンサウンドに近づくことのできるアンプをご紹介したいと思います。
クラプトンサウンド再現推奨アンプ①
Fender Blues Juniorは人気の定番アンプでありBluesの名が冠されているため直球のセレクトではありますが現在入手しやすいアンプの中では最もECミッドブーストとの相性が良いアンプです。
ここで当SMALLGARAGE製ECM-BoosterとBlues Juniorを組み合わせる場合のセッティング例をご紹介します。
Blues Juniorセッティング例
まずBlues Junior側の設定ですが入力のVolumeを全開にします。
入力が最大になりますがアンプだけの状態ではあまりドライブしません。
Blues JuniorにはFATスイッチが搭載されていますがVolume全開+FATスイッチONでもまだフルのクラプトンサウンドの様なドライブは得られないかと思います。
そこでクラプトンストラト搭載のミッドブーストやECM-Boosterでブーストさせる訳ですがFATスイッチがONのままだとGAIN過多でノイズも多くなります。FATスイッチはOFFにしてください。
Blues Juniorのイコライザー類ですがMiddleはミッドブースターが担うので10%程度に絞ります。
TREBLEは80%~100%の高めに設定して音抜けを良くしましょう。
BASSは50%程度から調節します。
ミッドブースターで音が太くなりますのでBASSを上げすぎ音抜けが悪くならないよう注意します。
Blues Juniorは15W~20Wクラスのアンプですがこの状態でミッドブースターをフルでONにするとMATSTERボリューム20%ほどでもスタジオ等でのバンド演奏には十分な音量になります。
つづいてミッドブースターのセッティングですがECM-Boosterをご利用であればペダル側のMIDDLEつまみを50%~80%の間で好みの位置を探るのがよいかと思います。
残りのツマミは全てフルにします。以上のセッティングでクラプトンサウンドの最もドライブした状態を再現できるかと思います。
ECM-Booster+Blues Junior
Blues Junior設定
- Volume 100%
- Treble 80%~100%
- Middle 10%
- Bass 50%
- Master 20%
- FAT SW OFF
ECM-Booster設定
- MIDDLE 50%~80%
- BOOST 100%
- LEVEL 100%
- TONE 100%
ギター設定
Pickup Position
- Front
上記の設定はギターがストラトキャスター場合となります。ピックアップポジションはフロントPUを選択してありますが、ほかのポジションも試してみましょう。さらにギター本体のボリュームやブースターの設定を変えることで多彩なクラプトンサウンドを再現できるでしょう。
クラプトンストラトをお持ちの場合はミッドブーストが内蔵されていますのでECM-Boosterは必要ありませんがブースター側のMIDDLEを調節できないためBlues Junior側のイコライザーを再度調節していただく必要があるかもしれません。
ストラト・クラプトンモデル+Blues Junior
Blues Junior設定
- Volume 100%
- Treble 80%~100%
- Middle 0%~10%
- Bass 10%~50%
- Master 20%
- FAT SW OFF
ギター設定
Pickup Position
- Front
- VOLUME(LEVEL) 100%
- TONE1(TBX) 100%
- TONE2(BOOST) 100%
このセッティングもフルドライブ時のセッティングとなっていますので、ここからギター本体のVolumeやTONE(BOOST、TBX)を操作することで多彩なクラプトンサウンドを再現できるでしょう。
Fender Blues Juniorは比較的お手頃ではありますがFenderブランドのフルチューブアンプのため、それなりの価格がするのとMASTER20%でバンド演奏レベルの爆音になってしまう点は難点ですが(Blues JuniorのVolumeを全開近くまで持ってこないとミッドブーストだけではクラプトンのドライブサウンドを再現できないため音量を下げられません。)それでもBlues Juniorが現在最も推奨できるアンプです。
他にも相性が良いアンプはあるかと思いますが順次ご紹介していく予定です。
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