スピッツ / 空も飛べるはず風 イントロ メインテーマ クランチ サウンド 再現セッティング

スピッツ、空も飛べるはず 再現機材と接続順
スピッツの代表曲「空も飛べるはず」のイントロギター部分のみに特化した音作り例です。

シンプルで爽やかな何気ないクランチサウンドですが原曲のような質感を出すのは単純な設定だけでは難しいようです。

そこで少し意外なペダル選択で再現してみました。

機材と接続順

設定値と解説

ハムバッカー(パッシブ)Gibson標準

①Les Paul

レスポール(スピッツ再現機材1)
設定項目 分量
リアピックアップ  
Vol 100%
Tone 100%
設定のポイント
原曲では何のギターが使われたのかは不明ですが、今回の再現ではハムバッカー搭載のレスポールを使用しました。セミアコタイプのギターなども合うかもしれません。

②コンプレッサー

設定項目 分量
Attack 0%
Sustain 80%
Level 100%
設定のポイント
原曲のテーマサウンドは若干のドライブがかかっていますが注意深く聴いてみると、音にまとまりがあり引き締まった印象があります。

このような質感を出すのに最適なコンプレッサーを使用しました。

Attackを絞り切って素早く音を圧縮させます。機種により圧縮感が違ってきますが、どのような機種でもAttackを絞り気味に設定するのが良いかと思います。

今回の設定ではSustainはどのような値でもそれ程変化を感じませんでしたが、Susutainノブの設定値がコンプ全体の効きに影響する機種では大きめの値に設定しておきましょう。

メインテーマの演奏なのでOutput Levelも多めの設定値にして音量をアップさせます。

原曲のレコーディングでギター用ペダル式コンプが使われたかはわかりませんが、使われたとしてもスタジオ機材での後掛けの可能性があります。それでも生演奏で原曲の質感を再現するならペダル式コンプを使うのがいいでしょう。

③RAT:ブースター として使用

設定項目 分量
Distortion 35%
Filter 50%
VOLUME 45%
設定のポイント
原曲の爽やかな質感には似つかわしくないディストーションペダルRATですがAC15やAC30と相性が良く、今回は歪み量を少なめにしてブースター的に使いました。

DISTORTIONノブを絞りぎみにし、FilterとVolumeは中間辺りの設定で次のアンプセッティングと組み合わせると原曲のような質感に近づくことができると感じました。

④VOX AC15

設定項目 分量
INPUT Normal Channel
NORMAL VOLUME (input Gain) 55%
TONE CUT 20%
MASTER VOLUME 適量
設定のポイント
原曲のレコーディングでは何のアンプが使われたのか定かではありませんが、曲のイメージとイントロメインテーマの質感からVOX AC15を選択してみました。

現行のAC15ではTop BoostチャンネルとNormalチャンネルがありますが、アンプの前にRATを接続しブーストさせる前提なので今回はNormal Channelを使用します。ブースター等を使う場合はTop Boostチャンネルだとハイが出すぎる可能性があります。

NORMAL VOLUMEでGainを50%強に設定するとRATとの組み合わせで程よいクランチの歪みが作れます。

Tone Cutノブは右へ回すほど高音域が削られていく仕組みです。今回は20%ほど高音域を削る設定にして音にまろやかさを出すのが良さそうです。

サウンドメイクまとめ

今回はRAT+AC15という組み合わせでしたが、コンプレッサーの使用が肝のように感じました。コンプレッサーを上手く設定すればクランチの歪みは別の組み合わせでも原曲の質感に近づけることができるかもしれません。

コンプレッサーをブースターの後に持ってくるとまた違った質感になるので機材の組み合わせによっては様々な方法を試してみるとよいでしょう。

RATが無い場合は別のペダルで代用するか、ブースターは無しにしてTOP Boostチャンネルを使ってアンプで歪みを作ってもいいかもしれません。それでも原曲の質感に寄せるならコンプレッサーは使った方がいいのではないかと感じます。