Red Hot Chili Peppers / Dani California風 主要 バッキング サウンドとアウトロ ギターソロ 再現機材と設定

RHCP2枚組のアルバムStadium ArcadiumのオープニングナンバーDani Californinaの再現サウンドメイクです。
イントロのクリーンからサビメロのハイゲインサウンド、曲の終盤のフレーズとそれに続く叫ぶようなエンディングギターソロサウンドなど主要部分をまとめて演奏できるよう設定してみました。

機材と接続順

設定値と解説

シングルコイル(パッシブ)

①Stratocaster

ストラトキャスターsb
設定項目 分量
PUポジション①(クリーンパート、アウトロフレーズ) フロント
PUポジション②(サビメロバック、エンディングソロ) ブリッジ
Volume 100%
Tone 100%
設定のポイント
ギターは本家ジョン・フルシアンテと同じストラトキャスターがベストです。PUポジションは曲の箇所に応じてペダル類との兼ね合いでフロントとブリッジ側を使い分けます。

曲の冒頭などは太さと、いかにもストラトらしい輪郭のある煌びやかなクリーンサウンドとなっており、ここはフロントPUでしょう。

その後のワウサウンドに変わる箇所もフロントのままでいいでしょうが、サビメロバックのハイゲイン部分はコード弾きかつファットな歪みペダルを使ったためフロントのままだと太さが過剰となってしまいます。サビで歪みONとなった場合はPUポジションはリア、ブリッジ側に切り替えるのが良いかと思います。

生演奏では歪みペダルONと同時にPUポジションも切り替えるのは難しいところなので、サビメロに入る少し前に先にリアPUに変えておく手もあります。

アウトロでは再びファットな歪みサウンドのフレーズになります。今度は単音弾きのフレーズなので豪快さを演出するため、ここではフロントPUが最適です。

そしてアウトロフレーズからエンディングギターソロへなだれ込みますが、この個所ではwahと歪みペダルが同時にONになっておりかなり過激なサウンドになっています。このような過激なサウンドではリアPUのほうがwahの効きが良く感じました。

②Wah

ワウペダル
設定項目 分量
Aメロの一部、エンディングソロでON  
設定のポイント
エンディングソロでの悲鳴を上げるようなギャンギャンとしたサウンドにはDistortionとFuzzだけでなくWahも欠かせません。またAメロバックで聴こえるのはWahではなく別のエフェクトとの説もありますが、Wahでも十分同様の効果が狙えるはずです。

ジョン・フルシアンテは歪みペダルの後にWahを接続するようですが、今回のようなエンディングソロでの過激な歪みサウンドの後にWahを持ってくるとペダルをアップした際に音量が下がってしまう現象に見舞われました。ジョン愛用のIbanez WH10などでは歪みの後につないでも大丈夫かもしれませんが、自身のWahではギター直後に置いた方が無難なようでした。

AメロでのWahサウンドはクリーンでかかっているのとエンディングソロの過激サウンドは歪みペダルの組み合わせによる影響の方が大きいのでギター直後にWahを持ってきても特に違和感はないはずです。

Aメロの一部とエンディングソロ以外でもアウトロのフレーズでWahをONにしてペダル固定で使えばブースト効果でサビメロバックよりもさらに図太いファズサウンドを作れるのではないかと思います。アウトロフレーズからそのままエンディングソロに入るため先にWahをONにしておけば、あとはDistortionをONにするだけで済みますので操作も楽になります。

③ProCo RAT (エンディングソロのみでON):ディストーション

ProCo RAT
設定項目 分量
Distortion 35%
Filter (Tone) 0% (100%)
Volume 35%
設定のポイント
John Fruscianteの歪みペダルと言えばBOSS DS-2 Turbo Distortionですが、自身は所有していないのでProCo RATで代用しました。過激なエンディングソロでのみ、この後に接続する歪みペダルを更にブーストするために使います。

次の歪みペダルがかなり歪むのでそれほど設定値は高くありません。ブーストさせるにはDistortion、Volume共に35%ほどで十分です。あまり上げすぎるとノイズも増えてしまうでしょう。歪みペダルの直列接続はGainだけでなくノイズも増えるので注意が必要です。

Filterは歪みペダル直結の過激サウンドのため、効きが判りづらく音質的にはどこに設定しても同じなのですが高音側MAXにしたほうがWahの変化がわかりやすくなったので全開に設定しました。(RATのFilterノブはToneとは逆の音質変化になっています。Filter0%でTone100%全開と同じになります。)

④Big Muff PI:ファズ

bigmuff
設定項目 分量
Sustain 45%
Tone 100%
Volume 25%
設定のポイント
クリーンサウンドのAメロに比べサビのバッキングでは図太い歪みサウンドへと変化します。このサウンドがBOSS DS-2の可能性もありますが、レッチリの他の曲では聴かれないファズのような荒い音質にも感じます。

ここではジョンのペダルボードにも組み込まれていたBig Muffを使用しました。
単体でもかなり歪むのでGain操作のSUSTAINノブは45%程にします。
全体の音量との兼ね合いでVolumeは25%です。

若干扱いにくいファズでもありますのでToneを絞ると音がこもりがちになります。Toneは全開100%が無難でしょう。

⑤Marshall Silver Jubilee モデル:アンプシミュレーター

Marshall Silver Jubileeモデル
設定項目 分量
Gain 30%
PRESENCE 90%
TREBLE 90%
MIDDLE 100%
BASS 10%
Reverb 30%
設定のポイント
ジョン使用のMarshall Silver Jubileeモデルがアンプシミュレーターにあればベストです。

本家はクリーン時にMarshall Major 200Wと使い分けたりするようですがBig Muffが十分歪むのでJubileeモデルのGainを30%ほどに抑えれば高音の煌びやかなクリーンサウンドが十分得られます。

EQ類はBASSのみ10%に絞り、その他を十分に上げることでクリーン~歪み時のバランスの取れた原曲に近いサウンドになったように感じました。

その他、アンシミュにあるReverbを少し効かせてあります。

⑥ギターアンプ

ジャズコ
設定項目 分量
INPUTへ  
EQ類 フラットな設定
設定のポイント
アンプシミュレーターを使っているのでリターン直挿しでもいいかもしれませんが、今回は通常のギターINPUTに接続した方が音抜けが良く感じました。ギターアンプ側のEQ類でも微調整できるメリットもあります。

サウンドメイクまとめ

Dani Californiaでは他にも特殊で変わったギターサウンドが重ねられていますが、それはまたの機会に個別に投稿できたらと思います。
今回の設定だけでも生演奏では、それなりに対応できるのではないかと思います。