Ozzy Osbourne / Crazy Train風 再現機材とセッティング

crazy train再現機材
Ozzy Osbourneの代表曲Crazy Trainのギターサウンド再現設定です。ランディー・ローズ本人使用機材を参考にしつつ、現実的な機材で再現を試みました。

機材と接続順

設定値と解説

ハムバッカー(パッシブ)

①レスポール

設定項目 分量
ピックアップポジション リア
Volume 100%
Tone 100%
設定のポイント
ランディー・ローズのギターのほとんどはハムバッカー搭載なのでリアピックアップにハムバッカー搭載のギターならどれでも再現度は高いでしょう。今回はレスポールを使用しました。

②MXR Distortion+

設定項目 分量
Distortion 50%
Level 100%
設定のポイント
やはりランディー・ローズサウンドの再現には何といってもMXR Distortion+です。ペダルだけで歪ませるわけではないのでDistortionノブは真ん中50%ほどにしておきます。Levelは100%が最適かと思うのですが、アンプのMasterボリュームを下げた状態でONにして、その後全体的な音量をアンプ側で調節してください。

ギターソロ時に音量アップもするのであればDistortionをもう少し上げてギター本体のVolを絞ってバッキングサウンドを作ってください。ギター本体のVolを絞ったことによる歪みの減少をDistortion上げることで補うという形になります。
ソロでギター本体のVolを上げることで音量をアップさせます。

設定値はあくまでも参考なのでLevelも含めて実際の音を聴き、バランスを取りながら設定していくのが良いかと思います。

③Marshall JCM800 reissue フロントinput

設定項目 分量
PRE AMP Volume (Gain) 65%
Presence 52%
Treble 72%
Middle 50%
Bass 10%
SendからChorusへ  
設定のポイント
Distortion+から次は一旦ギターアンプのインプットへ入力しアンプの歪みの後にコーラス、ディレイが来るようエフェクトループを利用します。

ランディー・ローズのアンプは特注の1959RRで、カスケード接続によりGainアップが図られています。このような特注アンプを用意するのは難しいところなので、スタジオで見かける可能性がありGainも個別にコントロールできるJCM800で再現するのが無難かと思われます。

JCM800のPRE AMP Volumeで歪み量をコントロールします。Distortion+の歪みと組み合わせるのでPRE AMP Volumeは65%辺りにすると全体として原曲に近い質感になるかと思います。EQ類の設定はBassを大幅にカットするのがポイントといえるでしょうか。

アンプへ入力して終わりではなくセンド端子からのエフェクトループに揺れもの、空間系をつないでいきます。

④コーラス

設定項目 分量
Speed 10Hz
Depth 30%
E,Level 45%
設定のポイント
アンプのセンドから最初にコーラスを接続します。
ランディー・ローズ本人は全く同じフレーズを正確に重ね録りしてサウンドの広がりを演出していましたが、これを生演奏で一人で再現するためにコーラスを使います。

当初ダブリングのように短いディレイで音を重ねる方法を試してみたのですが、どうしてもロカビリーっぽいサウンドになってしまうので却下しました。

ランディもライブでコーラスを使っていたので、こちらが正解のようです。

ただ、この曲ではザック・ワイルドのように如何にもコーラスがかかっているという印象では無いので、Speedは10Hzを目安にかなり絞った値にします。DepthとEffect Levelも半分以下に設定し隠し味的に使うことでコーラスの揺れというよりはフレーズの重なりのみ再現するイメージです。

⑤ディレイ

設定項目 分量
Time 500ms
Repeat 1回
E.Level 80%
ディレイのOutputからアンプのリターンへ  
設定のポイント
音の重なりの再現にディレイを使うのは断念しコーラスに変更しましたがギターソロでのスリリングな演出には、やはりディレイが必要です。

ダブリングではないのでディレイタイムを500msという長めのロングディレイとして設定します。

音が返って来る回数が多いとフレーズが重なってしまい何を弾いているのか分からなくなってしまうのでRepeatは1回のみに設定します。

E.Levelは80%と高めの設定です。隠し味ではなく演出用のディレイとして派手にかかる設定になっています。スムーズかつスリリングなギターソロを演出してくれるでしょう。

⑥Marshall JCM800 リターン端子に接続

設定のポイント
ディレイのアウトプットからアンプのリターンに信号を戻します。これで歪みの後にエフェクトをかけられるので音が濁らずスムーズなサウンドを作ることができます。

サウンドメイクまとめ

アンプが2台以上あるとコーラスをステレオでかけられるのでギターの重奏をさらに効果的に再現できるのですが、かなり贅沢に機材を用意する必要があります。今回はシンプルにアンプ1台での設定でしたが機会があればステレオでも再現したいと思います。

*本記事に記載されているアーティスト名および楽曲名、製品名は音色の傾向を説明するための参考情報であり、当サイトと各版権元、アーティストとの関係、関連はございません。

*掲載されているセッティングは、あくまで個人の主観および環境に基づくものです。機材のバリエーションや使用環境によって効果が異なる場合があり、当サイトはその再現性や正確性を完全保証するものではありません。