メインフレーズのサウンドメイク
実際にサウンドメイクをするにあたっては、ミッドブーストが存分に効いたメインフレーズの音作りを軸として各セクションごとに変化を加える形にしました。まずはメインフレーズの音作りをじっくり行いましょう。
ギターのセッティング
メインフレーズではストラトキャスターのフロントピックアップを選択します。
(使用するアンプやセッティングによってはセンターピックアップでもいいかもしれません。)
アンプとブースターの設定
ブースターの設定ですがBad Loveのメインリフはおそらくクラプトンのサウンドの中でも最もドライブの効いている部類と思われますのでBoostツマミは100パーセント、MAXの全開にした状態でセッティングしていきます。
BOOST 100%(MAX)
ただミッドブースターだけではここまでドライブしないのでアンプのドライブも組み合わせます。ミッドブースターをBoost全開でONにしてアンプのGAINを上げていったとき急激にドライブし始めるポイントがあるかと思います。ドライブするポイントが見つかったらそれ以上はGAINを上げないようにしましょう。(この状態でECM-BoosterをOFFにしてもピッキングの強弱やギター本体のVolume操作によりクリーン~クランチ程度の歪みになるのが理想的です。歪ませ過ぎには注意してください。)
アンプの機種によりドライブし始めるGAINのポイントは変わってきます。今回使用した小型チューブアンプなどではGAINを60パーセント前後にするとしっかりしたドライブサウンドになりました。
別のアンプの場合でもやはりGAIN60%辺りで程よいドライブになるものが比較的多い印象でしたが、もっとハイゲインなアンプの場合は低いGAIN設定でもドライブするかと思います。
アンプ GAIN 60%
LEVEL、TONE 100%
ECM-BoosterのLEVELはギター本体のVOLUMEの役割と同じなので今回のようなドライブサウンドではBoostと同じく全開が良いでしょう。
また、ワウを使うためTONEも全開にしました。
MIDDLE 50%
ECM-Boosterオリジナルの機能であるMIDDLE調節つまみは使用するアンプとギターやピックアップによって設定しましょう。
今回使用したアンプとストラトキャスターのフロントPUのセッティングの場合ではMIDDLEは真ん中50パーセント、12時辺りの位置が原曲に近い雰囲気になりました。
ただしアンプによってはMIDDLE50パーセントでは音が軽くなってしまう機種もあるかもしれません。(特に録音された音を聴いた時)その場合はMIDDLEツマミを70パーセントほど、時計の位置で15時までを目安に上げていきましょう。
アンプのイコライザー類ですがミッドブースターを使用することを考慮して高音域寄りのセッティングにします。特にTrebleはどのようなアンプでも80パーセント前後の上げ気味にするのが良いかと思います。
アンプEQセッティング目安 Treble80%, Middle10%, Bass50%
BASSは今回使用したアンプでは50パーセントほどでしたが使用するアンプによって実際に音を出して設定してください。アンプのミドルはブースターが担うので下げましょう。