REVERB
リバーブは特定の空間において壁などの障害物に音が反射して反響する状態の音響効果を指します。人間の耳は左右にあり、目をつぶっていても音源と左右からの反射音の差で物体との距離や空間の広がりをある程度認識できます。
音響機器としてのリバーブは元々アンプに直接搭載されていました。主にスプリングによって空間の広がりや奥行きを表現します。エフェクターのリバーブでは、この空間の広がりを電子回路で再現するものと言えます。
リバーブの使い方
リバーブの使い方ですが、リバーブは自然に存在する反響音なので常にONの状態でも使えるペダルです。
逆にリバーブを掛けていない状態でギターを弾くとどうしても音がベタついて広がりのない、のっぺりとしたサウンドになりがちです。
リバーブを使えば反響効果により奥行きが広がり立体感のあるサウンドに仕上げることができます。
ほかのエフェクターと比べて、ほとんど使う場所を選ばないと言っていいでしょう。
ただし、演奏する空間において自然発生する反響音やミキサー卓側でリバーブエフェクトを掛ける場合があるので、それらを考慮して調節する必要があります。
リバーブの操作
リバーブの設定の仕方ですが、やはり機種により違いがあるので基本となる項目で解説します。
Pre DELAY
原音から反響音が鳴るまでの時間差を調節します。
REVERB(TIME)
残響音の鳴り響く長さを調節しリバーブの深さ、空間の広さを決定します。
機種によって上記の設定項目が細分化されツマミが増えていたり、逆にワンノブでシンプルにリバーブの深さのみ設定するものなどがあるかと思います。各機種ごとの説明書を参考にしましょう。
代表的なリバーブ
リバーブの標準的なモデルをご紹介します。
BOSS RV-6
ロングセラーRV-5の後継機種RV-6です。設定項目はほとんど変わっておらずシンプルな操作で最初の1台にも最適のリバーブです。
当SMALLGARAGE製のリバーブRVB-SR1は自然でクリアな残響音が特徴的で、設定により他のリバーブには無い程のかなり深い空間の広がりと奥行きを持った残響音を作り出せます。
さらにRVB-SR1最大の特徴はSEND,RETURN端子を標準装備しており、他のエフェクターをパラレルでも接続できる点です。これによりエフェクターの組み合わせの幅をより広げることができるでしょう。
SMALLGARAGEではRVB-SR1に限らずパラレル接続が可能なエフェクターを多数開発しています。